温かくて寂しい感動〜ボストンにて〜

最近寒くなってきて、去年の冬ボストンへ一人旅した事をたびたび思い出す。

NYステイ2泊の後だったので、同じアメリカなのに趣が全く違うボストンが凄く新鮮だった。
ボストンは貧乏一人旅には痛い事にステイ代が高い。
でも衣料品に関してはtax freeなので、嬉しくて無理矢理服を買った。

一人でクラムチャウダーを食べ、オイスターを食べ、ハーバード大学へ行き、ビーコンズ通りを徘徊し、レッドソックスを眺めた。

あの時行ったハーバード大学のカフェでは、コーヒーの匂いの立ちこめる中、皆それぞれが無心に己の勉学や本の世界に没頭していた。
ステキだな、皆キレイな顔してるなって、ワタシは他人の顔見ながらコーヒーを飲み、真剣に感動していた。
皆、正に自分のやりたい事、興味のある事に没頭していて、修行という言葉が似合うなって思った。
それぞれが好きな本に身をやつしている空間は温かくて、そして寂しかった。

祖国では感じられない感動と孤独感。
それらを感じるその瞬間も大事だし、感じないで済む環境に身を置く事も同じくらい大事なんだなって1年経った今は思える。