セレブ呑み

渡米前相変わらず色んな多くの友人と会ったが、友人Fとのセレブ呑みが1番楽しかった。

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これほど飲食の趣味の合う友人はいない。
基本的に酒飲みなワタシ達は20歳の時に知り合い、ワタシはFに酒を飲ませ、Fはワタシに美味しい物を沢山教えてくれた。

それから7年間アホほど酒を呑み、美味しい物だけを食べて来た。
Fが美味しいという物は何でも美味しい。
山椒の実、鶏肉のソレリス（肘）の刺身、アンコウ。
全てFが教えてくれた珍味。

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東京から大阪に帰るにあたって、ワタシは彼女に会うのを凄く楽しみにしてたし、彼女は「セレブ呑み」と称し、駅前の高層ホテルの1室を取ってくれた。

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うまく言えないけど、彼女は生き方がシンプルで本当にステキなのだ。
元々アパレルで働いていた事もあり、センスは抜群だしスタイルもいい。
2人で買い物しまくって、どうしようもなく貧困した事もあったけど、Fの買う物は安くてもステキだし、またそれが彼女によく似合う。

今回もまたシンプルにステキになっていた。

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セレブ呑みの翌日、Fオススメの超美味しい生醤油うどんを食べに行った。
別れ間際に彼女はうどん屋の隣の沖縄物産店で、沖縄グラスを買っていた。
「1個ずつ集めてるねん。これで泡盛飲んだら旨いで〜」
と嬉しそうに言う彼女を見て、相変わらず生き方が滲み出てるなと羨ましかった。