世の中がオリンピックで盛り上がる中、ワタシ達は「ハリケーン・チャーリー」にコテンパンに(死語?)やられてる。

先日の日記では調子こいて楽観視してたワタシだが、何とチャーリーは「我が州13年来の猛威」を振るった。

まず電気は全て止まり、家は揺れ軋み、物がガンガン窓に当たる音がした。避難所に行かないワタシ達は、州の進めに従い、クロゼットの中に布団や水を用意し、2時間ばかりそこで2人でビビってた。

ワタシは阪神大震災の恐怖を経験してるのだが、旦那は生まれて初めての災害に心底怯えてる様子だった。
「じっとして!」と言うワタシの声が聞こえないのか、かなり挙動不審。
落ち着かない気持ちはわかるけど・・・

徐に、暗闇からクロゼットに帰って来た旦那の手には昨日買った「ハーゲンダッツ・クレームビュルレ味」と「バナナ味」。
・・・どうやらこの非常事態に食べるらしい・・・
狭く暗いクロゼットの中、コーンの「バリバリ」という音だけが響いてて異様だった。

真夜中には落ち着いたが、電気は戻って来ず。
イコールエアコンも無し!
ものすごい熱帯夜で辛過ぎた。

次の日、辺りはゴジラの撮影現場の様だった。
信号・看板は折れ曲がり、屋根は飛び、家の一部だったと思われる物体がゴロゴロ道を塞いでいる。巨大なやしの木は根っこから倒れてる。正に悪夢・・・
普段は陽気なアメリカ人も、皆疲れきった顔で家の前の残骸を拾ってる。

我が家もプールサイドのサンスクリーンがもげ傾き、屋根瓦も一部飛んでしまって、雨漏り寸前!
応用の利かない旦那はショック死寸前!

一方電気はそれから丸半日戻って来ず、冷蔵庫が異臭を放ち、当然汗だくのワタシ達も異臭を放つ。
正に異臭のハーモニー♪
これまた悪夢・・・

電気がないと料理もできず、冷蔵庫もただの箱だし、PCも動かないし、こんな南国でエアコンもつかないし、電話も充電できず。
八方塞でございます・・・
うーん現代利器の素晴らしさを再確認、ほんと。

うちは電気が戻って来たけど、まだ半分のエリアには戻って来てないと言う。こっちの友達の家も電話つながんないし心配。

398さんは大丈夫?
心配してます。
無事電気が戻ったら、日記書いて無事を知らせて下さいね☆

あー日本でオリンピック三昧の生活がしたい。
復旧活動はまだまだ続きそう・・・
チャーリーがやって来た!
日本じゃ「台風○号」とかだけど、こっちでは名前だから一見可愛く聞こえるが、冗談じゃなく怖い。侮れない!

去年の「ハリケーン・エリカ」はその名前とは裏腹な猛威で、ワタシは密かに真剣にビビってた。

チャーリー対策のため、朝から旦那と2人で庭のガラクタを全てガレージに移動させた。流れ作業中で指を切ってしまい、軽くムカついた。

旦那は急遽仕事が休みになり、緊急ガラクタ移動も終わったので、二人でお疲れ様の労いでピニャコラーダを飲んでみた。

旦那は「ハリケーンの名前の由来は、昔のハリケーンの被害者の名前らしい」と言うから、「ああ気の毒なチャーリーさん」って思ったけど、果たして自分の名前が新しいハリケーンの名前になり、嬉しいだろうか?疑問・・・

ここは今、オリンピックよりチャーリーで持ち切りだ。
近所では避難所に行く人もいるみたいだけど、ワタシは行きたくない。
一方の旦那は写真を撮ってるし・・・
この夫婦、チャーリー猛威に生き延びれるのか?
昨日に引き続きまた肉を食べた。
ワタシはどこかおかしいのだろうか?
ドラキュラみたい、なんてアハハ笑いしてる場合じゃない。

これでも日本にいる頃は、朝は「野菜生活」を常飲し、ビール酵母とアミノ酸を毎日欠かさない「健康オタク」だったのに・・・
恐るべしアメリカンライフ!
恐るべしアメリカンビーフ!

ドレッシングがない時に作る「塩昆布ドレッシング」を本日久しぶりに作った。
何てことなくて、オリーブオイルに塩・生コショウとバルサミコ少々、あと塩昆布を混ぜるもの。お手軽・手抜きで旨い!
少しでも野菜を取らなきゃね。

398さん、明日はハリケーンが来るそうだよ。
なぜかワクワクしているワタシ。
やっぱりワタシはどこかおかしいのだろうか?
どうしても血の滴るような肉が食べたくて、旦那にお願いして知り合いの働く近所のイタリアンレストランへ連れてってもらった。

と言うのも生理が近いといつも牛肉が食べたくなる。
何でなんだろう?
まるで獣だなって思う時がある。

ワタシの頼んだのは
☆牛肉のカルパッチョ・ゴルゴンゾーラソース
☆アボカドとコンビーフのスピナッチサラダ
☆牛フィレ肉のグリル・チーズフォンデュ風

普通の女の人にはまずないチョイス。
あんたドラキュラかってメニューだ。
生理前の自分は食欲もひっくるめて怖い。

帰宅後、ガソリンスタンドで買った"ez-D"というDVDを観た。
これはズボラでグウタラなワタシにはピッタリのDVDで、開封後48時間は何回でも観れて、その後は自動的に観れなくなる(expireする)ので、ビデオ屋の様に返却する必要がないのだ。
値段も5ドル以下でお手頃。
しかし種類はあまりなく、ワタシの苦汁の選択は「ホーンテッドマンション」・・・
まあいいか。5ドルだし。
返さなくていいんだし。

内容はありがちなコメディーだが、生理前のドラキュラの様な気分にはなんとなくよかった。
怖い場面等なかったものの、隣で寝入った旦那の突然の歯軋りがいやに臨場感を出し、不覚にも驚いた。

あーまだ牛肉食べたい。
先日に引き続き日本から来た「ニョッキを食べてみたい!」というRちゃんのおもてなしで、旦那の働くレストランにランチを食べに行った。

ニョッキとはジャガイモと小麦粉と水をこねて作る「イタリアの芋団子」みたいなものだが、それをボロネーゼというミートソースでいただく。

旨い旨い旨いっ!
さっきまで「何かイタリアンな気分じゃないんだよね」なんて言ってたくせに、ニョッキにご満悦のワタシ。
こりゃまたまた旨くて唸った。
やっぱりワタシ食べてる時が一番幸せだ!
ニョッキが口の中で程よく絡み、「あーこりゃイタリアの餅だね」なんて笑って、向かいに座ってるRちゃんを見ると、そこにはこわばったRちゃんの顔が・・・

「何でそんな顔してるの?」と聞こうと思った瞬間に、頭に冷たい物を感じた。

・・・コーラだ。
見上げると甲子園球児のようなヘアスタイルの若いイタリア人が、お盆に溢れんばかりのコーラのグラスを抱えて突っ立ってる。
そして一言。"Are you OK?"

いや全然OKじゃないんですけど・・・
買ったばかりのアバクロのTシャツはコーラ色・・・
すぐさま旦那が駆けつけ「アモーレ、大丈夫か?」とタオルを渡す。

いや全然大丈夫じゃないんですけど・・・
トイレで自分を落ち着かせるが、やはり怒りが消えない。
ワタシの怒りの矛先はあの甲子園球児だ。
"Are you OK?"の前に"I’m sorry."じゃないのか?
ここアメリカは「言ったもの勝ち」の国だ。
金を払う以上は当たり前のサービスを受けて然るべき。

結局ワタシが文句言う前に、旦那に言われて球児は謝りに来た。

手前味噌だけど、ワタシの旦那はステキだと思った。
自分の部下が仕出かした事に対し、身内相手でもウヤムヤにせずに彼に謝らせたのだ。あの時の旦那の厳しい横顔は本当にカッコよかった。
その一件でワタシの中で旦那株急上昇だった。
まあ一日コーラ臭かったけど許そう。
そして今日はご馳走を作ろう!あー単純なワタシ。

そんな旦那だが、そんな事はどこ吹く風、今はパンツ一丁でワサビピーを食べながら、キーボードを叩いてる。
「アモーレ、プラズマTVが安いよ」だって。
・・・結婚生活って日常の積み重ねだなって思った1日だった。
イタリアの姑がこの3日間ストレス性吐き気に悩まされている、と旦那の妹が電話してきた。

妹曰く、原因の一つにワタシがNYで大泣きし、
「皆(弁護士含む)ワタシ達にhappyじゃない!あげくの果てに、アンタのマンマまでがワタシ達をbotherする!もうイタリアにも行きたくない!」
と叫んだ事を、うちのバカ正直な旦那がワタシの台詞をそのまま訳し→イタリアの叔母に伝え→それがイタリアのマンマの耳に入り→マンマストレスで吐き気、ってな巡りらしい。

バカ正直な旦那は、良くも悪くもワタシの言葉をイタリアの家族皆に伝える。ワタシはイタリア語が話せないので、旦那を通してしか家族と話す事ができない。

ワタシだって、NYで泣いた事は誤解だったって今はわかって互いに解決したハズなのに、田舎のマンマはまだ引きずってる。
彼女には考える事が他にないのか、それかとってもナイーブな人なのか。
まだ彼女に会った事のないワタシには検討もつかず。

ワタシだって人に優しくなりたい。
ましてや義理家族に当たる姑にはよく思われたいし、寛容になりたい。
でも今この状況ではそんな余裕さえないのだ。
たまに本当に呼吸ができなくなる時がある。
ワタシ多分心の病なんだろう。
行き詰ってるんだろう・・・

本当にこの煩わしい全ての事を投げ出して、逃避してしまいたい、と思う事も多々ある。でも母は「投げ出すのはいつでもできるけど、それを取り返すのは難しい」と言う。

一度帰国して、第三者風に自分の状況を見つめたい。

「ダーリンは外国人」と「サザエさん(翻訳版もいい)」がワタシの結婚生活バイブルだ。
サザエさんはワタシと歳もさほど変わらないのに、磯野家の「影の長」として家族に根を張る一方、財布を忘れたりとお茶目で堅実なマリッジライフを送ってる。

これを旦那にも読まそう。
そしてThat’s what I want、と言ってやるのだ。
友達のRちゃんが日本から彼に会いにアメリカへやって来た!
Rちゃんはアメリカでの私の会社の元同期で、彼に会いに半年に一回位こっちに来る。

某英会話学校のカウンセラーをしてるのだが、本当に人当たりが良くって敵ナシ。カウンセラーなんて正に適材適所!
人と群れを成すのを最も苦手とする「人生・四面楚歌」のワタシは彼女のそういう面が羨ましくもアリ。

二人でバハマブリーズに行って、普段旦那とじゃ頼まない物を食べようって思ったのに、なぁんとRちゃんはアンチ・チキン女で「サクラちゃん、NOチキンでヨロシク♪」なんて可愛く言われてしまった。えぇぇぇ、NOチキンってアンタ!
でもかわいいから許す。

Rちゃんの彼はワタシと同い年で、Rちゃんはワタシより4つ上。
「いつまでも遠距離ってあかんよなぁ」と言う。
彼女の切ない気持ちは痛いほど伝わる。
彼女の結婚をしたい気持ちと、それを切り出すには時期尚早と思われる彼の環境・・・
彼に会うため米入国をVISAWAIVERで繰り返してたら、今後の入国もだんだん危うくなる。

ああ切ない。国際遠距離ってなんてもどかしいんだ!
同じ遠距離でも国内と大違いだ。
国が絡むと「ただ会うこと」すら困難になる事もある。
「会う」なんて行為は、本当に有り触れた当たり前の事なのに。

帰りにRちゃんがお土産にくれた「ダーリンは外国人?」。
作中のTONYさんとさおりさんは日本で仲良く暮らす国際カップル。
笑いありであったかい、ほのぼの生活が窺える。
これをくれたのがRちゃんだって事に何だか切なくなり、そしてどうしようもない遠距離国際カップルの状況に歯がゆさを覚えてしまう。

本当に大切な人の国との間には国境なんてなかったらいいのに。
飛行機の中で読んだ新聞にビックリの日本人ニュースがあった。

シカゴ日本領事館によると1日、シカゴからオハイオ州デイトンに向かってたユナイテッド航空機内で、日本人男性(60)が「自爆」(suicide bomb)という英単語を書いてるのを隣に座っていた米人女性客が目撃して驚き、乗務員に通報、飛行機はオヘア空港に引き返し、この日本人男性はテロリストの疑いをかけられて警察に身柄拘束された。(以下略)


しかしこの男性は英字新聞でこの単語を見つけて、後で辞書で調べようと思ってメモを取っただけらしく、嫌疑は誤解と判明。
しかしこの騒動で、乗客全員機外に出され、爆発物捜査犬の再検査を受け、3時間離陸遅れ。

今アメリカでは新たなテロの脅威が喚起されてる最中だけに、隣の女性はきっと「オーマイガッ、オーマイガッ!」とさぞかしビックリしただろう。
ワタシだって隣の人がそんな事メモに書いてたら、絶対通報する。だって怖いもん!

この邦人男性は本当にツイテなかったと思う。
でも出張で滞在してたらしいので、英語で仕事ができるレベルで、この英単語を調べるってあまりにお粗末な話ではないかと思う。
しかも米国のテロ脅威の混乱、厳戒ぶりを知ってるハズなのに。

人の振り見て我が振り直せ、じゃないが、アメリカにいる外国人である「一日本人」として、改めて言動に注意しようと思った。
何かあったら在米日本人皆がそういう目で見られるのだから。
ワタシは1年位前からヘソピアスをしているんだけど、これは別名「脂肪測定器」とも言う。

ヘソにピアスがあると、食いすぎ・デブ時は肥大した胃と下っ腹の皮下脂肪の圧迫を受けて、ちょうど「ヘソピを具にしたサンドウィッチ」みたいになり、逆に痩せてる時はピアスの重みでヘソの皮が切れそうに悲鳴を上げる。

実際開けた時は、今よりも8キロ太ってて、いつもヘソピは「サンドウィッチ状態」だった。
(それでも普通のアメリカ人からしたら「痩せてる」部類だったが、日本人としては明らかに「デブ」)

そんなヘソピがここ最近、座って猫背になるとまた「サンドウィッチ」の気配を見せ出した。
ヤバイヤバイヤバイヤバイッ!

そう言えば、NYでも食ってばっかだった。

ワタシは風邪を引いても食欲は全く変わらない健康優良児っ子なので、ここ最近の体温低そうなワタシでも、食欲のボルテージは上がる一方。

あー少し運動しよう・・・
イタリア・・・それは長い歴史が生んだ大地と海、見事な彫刻、美の国。
そしてマンマ(お母さん)の国。

彼等ほどマンマを愛する国もないだろう。
日本でなら「只のマザコン」とレッテルを貼られ、婚期さえ逃しかねないネガティブな連中なのに、イタリア男性は全くそれを隠さない。
むしろ「マンマを愛さぬ者は人の子でない」くらいの勢い=3

当然マンマも凄い!溢れんばかりの愛情。

知り合いのルカというイタリアン男は自称「player」、要は落とした女の数ほどいい男って思ってるのだ。

しかし、彼のマンマっぷりは凄かった。
ルカ→毎朝マンマに電話。マンマ→毎晩ルカに電話。
しかし彼は何度も繰り返すが自称「player」・・・

かなり話が飛んだけど、ワタシだって「母は強し」って事くらいわかってる。だけど、沈黙や控えめが美とされてる日本で育ったワタシには彼らのマンマっぷりは目に余る時が多々ある。

今までは他人事だったが、そうも言ってられない。
ワタシの姑は正に「マンマ」。
そりゃワタシなんか目の敵なハズ。

うちの旦那もルカほどではないが、「マンマ度50」ってところだろうか。
マンマは例外なく「息子度100」である。

そんなマンマは事あるなしにかかわらず旦那に電話してくる。

そして(本当に話が飛躍し過ぎたけど)、ワタシ達NYで弁護士に会った後、お互い失望を隠し切れなかった。
「癌かな、癌かな」って長く心配してて、とうとう医者から癌宣告されたようなカンジ。
悪く言えば「やっぱり癌だった」という諦めと失望。
お互い言葉もなく、union squareをトボトボ歩いてた。

その時、旦那の携帯の着メロの「泥棒の歌←ワタシはこう呼んでる」が沈黙を破った。
♪チャラッチャーラーン(泥棒の歌)

旦那、イタリア語でしゃべる事15分。
ワタシも少しイタリア語がわかるので、相手がマンマで旦那がNYに来てるって事で怒られてるって事はわかった。

あーあ最低。
弱り目に祟り目とは正にこの事。
今のワタシはマンマの声など聞きたくない。

マンマは金払ってNYに来てる事に腹を立てているらしい。
そして、ワタシ達がしばらく別居になるのなら式を挙げても無駄だと言う。
(日本では式は済んでるが、イタリアでは9月の予定)

あーもうエエって。アンタの小言なんて聞きたないわ。
と、ワタシ思わず関西弁も出る。

どうして事情もよく知らずに、はるか遠くから意見だけはピシャピシャ言ってくるんだろう。

ワタシの母なんか何にも言わないのに。
ワタシ達がVISAの事で苦しんでる、って事は母は十分わかってるから、あえて何も言わない。
無条件で旦那を受け入れてくれた母と思わず比べてしまい、涙が出た。

旦那は「もう一度マンマと話して、納得してもらうから」と言う。

今のワタシはもうこれ以上問題を抱えたくない。

夏は本当にワタシに優しくない、と涙を飲んだNYだった。
4日の早朝から1泊NYへ=3

独身時代アメリカで働いてる時に一人で2度NYへ行った。
ワタシの中ではNYという場所は「大都会での孤独を味わう場所」という定義アリ。
根暗で一人上手なワタシにとってこれほどありがたい場所はない。皆が皆前を向いて夢を持って孤独を楽しんでる場所!(というのはワタシの勝手なイメージ?)
食い倒れるもヨシ、音楽聴きながらセンチに溺れるもヨシ、museumの見事な美しさに溜め息をつくもヨシ、ブルックリンで古着を漁りに目を光らすもヨシ、ブロードウェイで感涙するもヨシ。何でもありのNY!ビバNY!

しーかーし、今回は旦那同行。
そもそも主たる目的はVISAのための移民法弁護士に会いに行く事。何かイヤな予感はしてたけど、的中しました・・・

うちの旦那は生まれも育ちもイタリアの片田舎&在米これまた片田舎歴10年。ラガーディアに着いたとたん「エッ、これがNY?」と驚愕。
彼の頭の中では、空港を下りるとまさにエンパイヤーステイトビルや女神の景色が飛び込んでくるものだったそう。
アンタ、テレビの見過ぎか?

そんな彼なので、マンハッタンに着いてもワタシについて来るのみ。いいけどさ・・・ワタシもNYまだ3回目なんですけどね。
そのくせ連れて行く随所随所で必ずケチをつける。
カーネギーホール近くのワタシの大好きなデリにてパストラミサンドを完食後、旦那一言。
「まぁ悪くはないけど、そんな食べたいものじゃあないね」
文句王国・イタリアンめっ。食べる前に言えよ!

そんなこんなで弁護士に会いに行ったんだけど、これがかなりの失望・・・

「天気予報と弁護士は当てにならない」なんて事くらいわかってたんだけど、はるばる遠方から来たワタシ達を労うこともせず、金のかかる選択肢ばかりを提案してくる。

ワタシ達の質問にも、面倒臭そうにスズメの涙ほどの回答。
信じられない!そりゃワタシ達は個人だし、金にならないクライアントだが、アンタ人の子か?
交通費や弁護士面会費用込みで1000ドルは払ってるのに!

いつも思うのだが、この国は不法滞在を取り締まるとか、やれ入国拒否だ、それ強制送還だとか脅すくせに、実際は特定の国の人には目をつぶってたりする。

不法労働してる他の国の人たちを山ほど知ってるが、全然問題なく普通に暮らしてる。そしてそんな人たちに限ってGCが当たったりするのだ。真っ当な道を選んでもアホを見るだけかもしれない・・・

弁護士も同様。
彼の言い分は、詰まるところ「アンタは日本人なんだから、日本で暮らせるし、切羽詰まってないだろ。この国には祖国に帰ったら酷い目に合う人が何万っているんだよ。」てなもんだ。
チャンチャラおかしい。

旦那は今まで10年間、祖国でもないアメリカのために働き、税金を納め、市民権申請もしてるのに、「まだアンタイタリア人だから」って事で配偶者には何のVISAも与えない。酷い、惨い。

期待しただけダメージも大きく、何だか涙も出ない。
迂闊にも淡い期待を抱いていた、愚かで無力な自分がホント情けない。

それに輪をかけたのが旦那のイタリアのマンマ。

この駄文は次回へ続く・・・
この日記も2日目♪
過去の日記をノートからここに書き写すのに疲れたワタシ。

皆の日記読むのも本当楽しい!
皆の日常を具間見てると「あぁワタシって平凡」と思う。

まあよしとしよう。
急ぐ人生ではないのだし。
毎日食事が美味しいし☆

昨日は旦那と大喧嘩をして、本当にダメかと思った。
ワタシはこないだのケンカでJillStewartのパーカーを破いてしまい(怒ると物に当たってしまう・・・)旦那は壁に穴開けたけど(こちらも同様)、今回は物質的被害額はゼロ。
お互い精神的被害額は物凄いんだ・・・

なかなか人に優しくするのって難しい。
夫婦っていっても一番近い他人な訳だし、ワタシたちはバックグラウンドも言葉も違う訳だから、思いやり過ぎるくらいで丁度いいのだろうけど。

もっと人に優しくなりたいものだ。
愛に生きたいものだ。
っていつも思ってるけど、難しい・・・
もっと気は優しくて強い桃太郎みたいな人になりたい。

ところで、旦那が先日作ってくれたティラミスが激旨。
売れるよ、これは。
唸るよ、ホント。

あんまり甘党でないワタシは、始め材料費に20ドルも出す旦那に向かって「買った方が安いじゃん」なんて愚痴った。

とーこーろーがっ、これが旨い!
手間も費用もかかってる訳だし旨くなきゃ困るけど、こんなにティラミスってステキな食べ物だと思わなかった。

マスカルポーネと卵と砂糖をよぉく混ぜて、LadyFingerという種類のイタリアのクッキーを砂糖入りコーヒーに一本ずつ浸す。
それを並べ、上にさっき作ったチーズを掛け、またクッキー→チーズというように層にしていく。
一番上をチーズになるようにして、ココアパウダーを振り掛けて、冷蔵庫で冷やすこと30分。

さあ来た来た来た来た!
切ってみるとLadyFingerが甘いコーヒーに染みててマスカルポーネとよく合う!

「小さい頃は3食ティラミスを食べ続けた」という旦那の言葉も、始めはバカにしてたが今はわかる気が。

ワタシ今2食の記録を更新中=3
帰国したらまた「アメリカで太ったね」なんて言われるかな、なんて心配する夏の午後3時。
今ふと「忙殺」という言葉が思い浮かんだ。
「忙しさに殺される」「殺されそうに忙しい」・・・

まあいずれにしても、今の私には無縁の言葉すぎる。

「暇殺」なんてどうだろう?
「暇に殺される」「殺されそうに暇だ」・・・

そんな言葉が存在しないって事は暇に殺されるなんてあり得ないって事だ。

ヨカッタヨカッタ。暇に殺されなくて。
イタリア人(旦那)の家にはチーズ工場顔負けのチーズが溢れてる。
いつからいるんだろう。
少なくとも私と出会ってから10ヶ月間全く変わらないチーズの定位置。
一体私にはこれが本当にチーズなのかさえ認識できず・・・
だって本当にでっかいチーズの塊がゴロゴロしてるのだから。
商品名なんてあったもんじゃない。

ドレドレ、少し食べてみよう、なんていつもチラ食いしてるくせに。
やっぱりこの気味悪いチーズは見た目を裏切らずクドイ味。
私は日本人なんだから、カマンベールとか、モッツァレラとか、パルメザンだわ!
しかしそんなメジャー御三家の姿はナシ。

二人で買い物に行くと、彼はチーズ売り場を最低でも15分は練り歩く。
取って食うんじゃないかという程の眼球の鋭さ。

私が「うちにチーズは山ほどあるよ」というと、「アモーレッ(一応私の事。全然アモーレという単語の意味にそぐわない語気の荒さで)!君はよくわかってないけど、どのフォルマ−ジョ(チーズ)も用途が違うんだ。」なんて青筋立てる始末。

そのくせにチーズ管理がなってない。
買ったら買いっぱなし。
せめて私にもわかるようにネームタグをつけて欲しいものだ。

イタリア人の飽くなきフォルマージョへの欲求は止まらないと思った夏の日・・・
昨夜は夜中4時に何故か目が覚めて、何と歯軋りして眠っている彼を尻目に、yahoo芸能人「あ〜わ」を片っ端からチェック。何て暇な私!人生怠けててゴメンナサイ!忙しい人たちにこの時間を差し上げたい。

そこで見つけたある芸能人HPの中の日記がステキだった!
私何だか結婚して以来無駄に落ちてみたり、現実に嘆いたり、そんなんばっかりだったけど、何より家族ができたのだ。
その喜びを忘れてはいけない。
仕事も大切。気持ちも空回りして無駄に焦る。
でもそれは、日本で自立してる友達と比べるからだ。
私は私。小さい頃から言われてるのに何で未だにそんな基本もわかんないんだろう。

とにかく、一日一日自分を痛めつけるのはやめよう。
無駄な神経質さで消耗する人生からは足を洗おう。

とりあえず夏は基本的に私に優しくないから、冬が来るのを悶絶して待とうではないか。
 
 
今日はアメリカのJuly 4th。私はまた一人根暗な殻に閉じこもってしまいそうだ。
明日でここに来て1ヶ月になる。何もやってない自分に気づく。
何てこった。どうして私こんなにすることないんだろう。

することってのは与えられるものでなく、自分で得る→すなわち満足感になるのだ。
誰よりも一生懸命世話を焼いてくれる彼にも、お門違いのもどかしささえ覚える。
 
もっと与えられた環境で頑張らなきゃいけないんだろうけど、この宙ぶらりん生活で未来を語るのはチャンチャラおかしい。滑稽。

人と比べては軽く落ち込む、この虚弱体質。
どうにかしたいものだ。

今日はアメリカのBDなんだから、私もこれを機に生まれ変わりたいよ。
ワタシたちは結婚して以来、1週間の内2日は外食、5日は家ごはんをしてるのだが、料理人がワタシだから、いくらここがアメリカであっても、やはり和食になりがちだ。

そんなのもあって、本日の外食は旦那の働くイタリアレストランへ行くことに!

NYに本店があるというこのレストランはいつも物凄い人人人!
しかし日本人の友達が「旨くないよ」って言ってたから、旦那の勤務先のくせに、行くのを躊躇していた。

が、もうそんなのも通用しない。
旦那に「アンディアーモ!(行こう)」と強く言われてしまい、ハイと従うワタシ。

ところが!ワタシの予想をはるかに裏切る旨いイタリアン!
★カラマリのポモドーロソース(やや天ぷらチック)
★ニョッキのホワイトソース(バジルと生コショウで食☆)
★仔牛のソテー(ポルチーノというキノコが付け合せ)
★ティラミス(何だこのティラミス?旨いぞ!)

どれもこれも旨くて旨くて!
今まで食べてたイタリアンは何だったんだと逆ギレですな。

ワインも「アマレット」とかいう甘いのや、食後にレモン味のを呑み、あーあ大満足。
生きてよかった・・・

死ぬまでに後何食食べられると思う?
毎食毎食がワタシにとっては命がけでございます=3

まあそんなんで、今回は大満足の外食でした。
本日は旦那の誕生日♪

ワタシは朝からチャリ激走で、オーダーしてたプレゼントを取りに行き、食材を買い込み、車に轢かれそうになること3時間。
炎天下の中汗だくで、もうあかんわ。

これも愛?

それもあるかもしれないけど、基本的にワタシという人間は慕わしい人たちをパーティーなんかで喜ばせたり、驚かせたりするのが大好きなのだ。
聞こえはいいが、これも自己満足の一種だけど・・・

そしてチャリ激走の自分へのご褒美にビールを飲みながら、料理開始!

本日は
★生ハムのサラダ
★夏野菜のブルスケッタ
★牛肉のやわらかワイン煮
★チーズケーキ
を作る!(ネーミングはワタシ)

あーあ日本ではあんまり料理しなかったけど、こうしてビール片手に玉ネギ炒めたりするのって本当楽しい☆

前に読んだ「パイロットフィッシュ」って本にそんなことが書いてあって、その時はピンとこなかったけど、本日実務を通じて理解致しました。

いよいよ旦那も帰宅。
イタリア人の友達3人と旦那とワタシで♪ハッピーバースデ〜
(彼らは彼らの言語で歌ってた。「日本バージョンで歌って」と言われたが、思いつかず・・・発音が日本語になるだけと言ったら、ややガッカリされた。悪いね。)

ワタシの料理も、グルメなイタリアンにも満足して頂けたようで一安心〜

小さいけど楽しい誕生日でした☆
昨日までのマイアミ旅行は嘘のように、また日常に戻る。

ワタシは掃除をしたり、洗濯をしたり、茶碗蒸しを作ったりとなかなか主婦業充実!

がっ、夜に旦那と大喧嘩!
夫婦ケンカは犬も食わない(?)と言うし理由はさておき、旦那は大泣き。(男泣きではない)

うちの旦那は結婚前からケンカするとよく泣いてたので、「あ、また始まった」くらいに思ってたのだが、ワタシが意固地になってると、今度は床に転がってギャアギャア泣き出した。

「君がいなくなったら死んでやる」と号泣。

ワタシ今までそんなんで死んだ人見たことない。

しかし彼は何て感情表現豊かなんだ!
床に転がるとは思わなかったぁ(笑)

さすがに次の日バツ悪そうに「昨日は酔ってたんだ、恥ずかしいことしたよ・・・」と言ってた。

へへへ遅いよ。
この事は日本のママにメールしちゃったもんね!
ママも大笑い。
「これは面白いから皆にも言っておくね」だって。

旦那は日本の我が家では人気者(?)だ。
マイアミ2日目。

昨日とはまた違うビーチに。
(何だっけ?名前?もう記憶ダダ漏れでヤダ)

とにかくそこへ行って、ワタシ日焼けし過ぎて全身に湿疹が出た!
日本でしばらく日に当たってなかったから、マイアミの容赦ない日光に身体が反応したんだろう。

そんな私とは裏腹に日焼けしまくりの旦那。

ヨーロッパ人の焼きたがりはワタシの理解を超える・・・

夜は17thStの何とか(また記憶漏れ)っていうbarに行った。
もうアメリカ中の人がバカンスに来てます、系の素晴らしいプールサイドbarで、まわりにゴロゴロしている大きなソファやベッドにこれまたゴロゴロしながら酒を飲むという何とまぁセレブチック☆

超普段着(しかもアメリカ使用)で来てしまったことに、軽く落ち込むワタシ。

旦那とゴロゴロしながら酒を飲み、夜空を見上げ、軽酔い。
「アモーレ、君に夢中だ」なんて言ってた。
ノロケチャッタ。
いいじゃん、たまには☆

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